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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第11章 宴会ってこんなもの
Little Witchとして来ているから、服装はスーツのしっかり正装姿‥
勿論社内の黒じゃ無いよ、今日はホワイトに近い明色系。
これに普段は簡単に上げている髪を、しっかりセットし合う宝飾品‥
これだから、忘年会とか普通の大人の服装と言われても困る訳。
昼の会食は時間の掛かる英国式‥
ほら、映画とかでお馴染みの紅茶を飲みながら、綺麗に飾られたサンドイッチやお菓子を食べる‥サロン風と言った方が良いのかな?
大使館内の日当たりの良い1室で、私はメイ大使から、在日フランス大使、イギリス大使、イタリア大使を紹介された。
「・・トーマ大使!?」
「久しぶりですLittle Witch‥
今は在日大使になったんですよ」
「知りませんでした‥
あ‥前は助けて頂きありがとうございます」
「あの程度のお願いならば‥」
トーマ・デュラン大使‥
前は在米大使で、米国に留学していた頃に会っていて、あの船上パーティーでのフランス船籍の船に、米国のヘリの着陸許可を出してくれたのがトーマ大使。
要するに、私の命の恩人‥
まさか在日大使になっていたなんて、最近世界情勢と少し離れていたから、全然気付かなかった。
そんな理由で昼の会食は楽しく、メイ大使にからかわれたり、トーマ大使に米国時代の話をされたりと、かなり有意義な時間。
一緒に来ていた、イタリア大使とイギリス大使もフレンドリーで、私‥Little Witchとしては、かなりやりやすい感じ。
ガチガチなのも疲れるでしょう?
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