この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第11章 宴会ってこんなもの
話の内容的には、世界情勢や国の経済バランスの話‥
これでも米国大使館だから、かなり控え目に話している感じ。
大国米国に欧州連合、日本の大使館という小さな場所で、会話は世界規模って少しおかしな話だけど、大使同士だからこういうのもアリなんだよね。
一通り昼の会食を終えて、大使館内で貰っている私専用の1室でひと息‥
必要無いと一度は断ったんだけど、メイ大使がどうしてもって折れてくれなく、今はこの部屋を自由に使っている。
(問題はこれからなんだよね・・・)
夜の会食‥
ディナーという事で、最低限のドレスコードがあり、スーツ姿という訳にもいかない。
でも、この部屋を‥客間なんだけど、貰ってから私好みのドレスは一応置いている‥
この手は紀永と遠藤さんの得意範囲だもん、簡単に一式揃えて大使館内に持ち込んだ。
メイ大使は私が早乙女だと知っているから、この辺りは軽くスルーしてくれ‥
やっぱり秘書という事で、遠藤さんの大使館立ち入り許可も出してくれた。
とはいえ毎回遠藤さんが来る訳も無く、屋敷の他の秘書に東京まで送って貰う事もしばしば‥
逆に早乙女とバレているだけに、私1人で東京とはいかない。
早乙女には早乙女の意地とプライド‥本当に上の世界は面倒くさいって少し思う。
そんな微妙なLittle Witchの立場・・・
社内でLittle Witchの伝手を使う事は無いけれど、こうして米国との関連で、ちょこっと顔を出さないといけない‥
ほら、米国から特例措置を受けているから。
だって‥メイ大使と同等の権限があるんだもん私って・・・
・