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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第11章 宴会ってこんなもの



後はただ、車から夜の景色を見ながら早乙女邸までのドライブ‥
東京都心から東京近郊の街へと、高速があるから、長時間とまではいかないけれど。



「おや?
帰宅は明日じゃなかったのかい?」


屋敷に付いて、何か飲み物とリビングに寄ったら、紀永がまだリビングで雑誌を読んでいた。



「そのつもりだったんだけど、大使の突っ込みに危険を感じて退散して来た」


「危険??」


「次のパーティーに、早乙女会長が出席するって話‥
大使直ぐに私に振るんだもん、逃げるのに一苦労‥‥」


「ああ・・
少々断り切れなかったあれか、意外に噂になっているようだね?」


やっぱり断り切れない方だったんだ‥
そして当の本人は呑気顔・・



「聞いたのはイギリス大使とフランス大使から‥
それと今の在日フランス大使トーマ・デュラン大使は、私とは米国からの付き合いで、船への米軍機の着陸を許可した人だから」


「なるほど‥
極力距離は離すよ、米国大使もだが‥‥」


「うん・・
大使関係に知り合いが多いのは、もう仕方が無いし‥
Little Witchとして沢山の大使と会っているから、本当に誤魔化すのが大変」


会っただけと、今でも繋がりがあるのを含めると、100人じゃくだらない数‥
それだけ米国で魔女外交をしたって事。



「美紀の繋がりも奥深いからね‥
私とは違い、政治的に関与している人物が多い」


「奥深い‥
紀永にそれ言われちゃうと、なんだか複雑‥」


「良い意味なのだが‥‥」


「・・・
早乙女会長の人脈には適いません!」


「おっと‥
私はそうでもないと思っているのだが、私の繋がりね‥美紀にも繋げてあげるよ?」


「これ以上・・・」


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