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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第11章 宴会ってこんなもの



酒豪VS酒豪対決‥


気にならない訳じゃないんだけど、倉原父と紀永は相変わらず会う事をしない。


稀に連絡を取り合う事はあるらしい‥
らしいで、私ですら見た事が無いほど、お互い知らん顔を通している。



(原因は私だけど・・・)


私がシステム課に倉原として居るから、連絡も会う事も躊躇っているのは気付いている‥
下手に繋がりがあるとバレると、後々面倒だから・・・



紀永と話した後、部屋に戻って着替えてから、私はネットに夢中。


ほら‥普通ラインの大人の服、しかも宴会のような外出用‥
幅広くサイトを覗いて、カジュアル系を徹底検索。



「・・・
こんなのが良いかな?」


見付けたのは、ベージュよりは少しピンク系のトップスと黒系のフレアースカートのツートップ。


これなら嫌みにならないし、私服程お嬢様してない‥
それに、この感じだと髪を上げたままで済むし、上着に黒系のボレロでも着れば大人っぽく見える。



「スタンダード‥
これにしゃおう‥‥」


お値段もお手頃‥
って、最近服系に関しては、多少自慢の庶民感覚が狂ってるかも‥
ブランド品かオーダーメイドばかりだもん、Little Witch用は、それが必要だとも言うけど・・・


悩み悩んだ服装も決まり、後は忘年会に向けてまっしぐら‥
本音はかなり楽しみ、ホテルとかじゃ無く、居酒屋ってところも、私の気になるところなんだよね。


居酒屋自体が、この間の紫苑さんと行ったのが初めてだったくらい、私には縁が薄いもの‥
だからかな?
余計に心待ちにしているのは・・・



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