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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第11章 宴会ってこんなもの
「結城さん早いですね」
「俺こういうのは早く来て、場所取りが命なの!」
「結城が宴会部長をやれば良いのに‥」
結城さんと一緒に居たのは暁さん‥
聞けば暁さんは本社近くに住んでいて、結城さんが良く呑んでは泊まるそう。
だから2人一緒なんだ‥
前の時も一緒だったし‥‥
「で、倉ちゃんは此処!
後で神さんとかも呼ぶし、この間のチームメンバーも呼ぶからさ」
指定されたのは‥結城さんと暁さんの間‥
居酒屋という事で、畳に座布団だから隣との距離が近いと思うのは私だけ?
システム課全体だから、プログラム部とエンジニア部合同‥
約200人全員が来るとは言わないけど、殆どは出席‥これも仕事の一環、こう思っている人も居るって話は聞いた。
「でも、こんな大人数が入れる居酒屋さんがあったのね」
「この辺りでは此処1軒だけだって‥
それでも数組に分かれてやっと、本当はホテルとかの方が楽だろうけど、システム課って両部長の方針で、より近い居酒屋派なんだ」
「何となく分かるかも・・・」
堀之内部長も倉原父も、どちらかと言われたら一般社員寄り‥
形式上の宴会より、サシで飲んで騒げる居酒屋を選ぶ‥うん、これは理解出来る。
この後も結城さんが、チェックしていた人を見付けては呼ぶから、始まる前には私達が居るテーブルは満員御礼。
結城さんの人脈も凄い、勤続年数がかなり上の人まで簡単に呼んちゃった‥
流石内部のエースの実力・・・
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