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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第11章 宴会ってこんなもの
宴会も30分も超えれば、課の人色々と入り乱れ‥
特に結城さんの場合、顔が広いから次々人が来ては、お酌され捲り。
「あざーす!」
今度は仲間かな?
結城さんの言葉使いがフレンドリーだから。
「倉ちゃん飲んでる?」
「えっ‥飲んでますよ‥
結城さんが飲み過ぎなんじゃ‥‥」
「俺ぇ?
だって、みんなお酌していくし、自然と量が増えるんだよー」
「それで毎回俺のところに泊まられて‥‥迷惑‥」
「あ‥ははは‥‥」
笑うに笑えないよ、結城さんグイグイと私の方に迫って来て、暁さんと言い合いしてるんだもの‥
やっぱり、この状況から逃げ出す方法考えなきゃ‥‥
朔夜叔父様の事があってから、またトラウマが過剰反応として復活してる‥その自覚はある。
「そういえば、今年の犠牲者は誰??」
「??
犠牲者?」
なに‥それ??
「毎年必ず倉原主任に捕まって潰されるのが出るの!
倉原主任って、酒に強過ぎだからなぁー」
「・・・あっ!」
紀永すら零した、倉原父の酒豪伝説だ!
(・・・
ちょっと待って、これ使えるんじゃない??)
皆が恐れる倉原父の飲ませ癖、それを逆利用したら此処から抜け出せるでしょう。
それに倉原父は怖くない、18年親子やっていたんだから、怖い訳が無いもん、これが一番良い手じゃない!?
「あ‥あれ倉ちゃん?」
「結城さん、私ちょっと挨拶に行って来ます」
うん、脱出成功‥
後は考えた通り、倉原父と飲めるかな??
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