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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第11章 宴会ってこんなもの



少し歩いて、社長からの差し入れという日本酒を頂いて良いかと尋ね、何故か2本貰ってしまったけど、それを持って倉原父が座っているテーブルへ。



「お?
どうした??」


「お父さんと飲もうかなって思って‥‥」


ドンッと置いた一升瓶2本、周り‥堀之内部長とかはかなり驚いた様子‥
まあ、まさかの展開だよね。



「そういえば、美紀とサシで飲んだ事は無かったな‥」


「家で全く飲まないでしょう、こんな時くらい付き合って‥」


「・・・
はぁ‥分かった・・」


倉原父の向かい側に座り、日本酒を1本開ける‥
これが後々まで噂になるとは思いもしないで‥‥


お猪口じゃ話にならないと、普通のコップを選択、倉原父もそれに乗るらしい。



「・・じゃ乾杯」


「おう・・・」


これが親子日本酒対決の始まり・・・



「1つ聞くが、酒に強いのか??」


「潰れた事は無いよ‥
あ、この日本酒美味しい‥‥」


「ああ良い酒だ‥‥って一気かっ!?」


「あれ?
違うの??」


「・・・
もう1つ聞くが、酒は何処で覚えた?」


「えーと‥
本格的に覚えたのは、米国留学中かな?
ウォッカとかテキーラ系が多かったと思う」


「誰に似たんだか・・・」


「お父さんでしょう?」


お互い此処で間違っても、早乙女とか口に出せない‥
だから適当な事を言って、どちらもさり気なく誤魔化しては‥‥いる。



「どういう似かただ‥」


「一言で言えば‥‥酒豪??」


「・・・・・」


そんな、たわいもない話をしている内に、既に一升瓶半分以上‥
倉原父だって飲むんじゃない。



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