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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ
監視セキュリティーを解除出来るのは、私を含めて3人。
その内、私と遠藤は今屋敷に帰って来たばかり、となれば残るは‥
「美紀がアトリエに?」
マンションではなかったのか??
どういう理由かは分からないが、マンションではなくアトリエに居るよう‥
とりあえず、アトリエに行って見るしかないだろう。
「美紀から直接聞けば済む事だしね‥」
思い立ったらと、すぐさま屋敷の私室からアトリエへと移動‥
久しぶりのマウンテンバイクだが、今日は殆どアルコールを飲んでいないのが幸いした。
「・・・・・・」
何時も通り、半地下の物置からアトリエに入ったが、明かりは点いているが美紀の姿は無し。
「???」
どういう事なのだろうか??
とりあえず、セキュリティー警告が出ている店の扉の鍵を掛け、アトリエ内を探して見る事に・・
店部分にも奥のキッチンにも美紀は居らず‥
一応不自然に思われないように、店の部分の照明を落としてから居住部分へ。
(・・・・居た・・・・)
居住部分の一番奥、寝室のベッドで眠っている美紀の姿。
「それにしても‥」
入って来てそのままなのだろうか?
上着も鞄すらも掴んだまま、ベッドに潰れるように眠ってしまっているのだが・・・