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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ



一升瓶という事は日本酒、しかも3本は倉原も落ちるか‥
しかし、それを連れて帰って来て此処まで来るとは‥美紀の酒量もとんでもない。



「結城さん達に絡まれるは、お父さんは昔懐かしで危ない発言を繰り返すは‥
もう絶対に宴会なんて行かないっ!」


「まあまあ‥
というより・・・美紀!?」


叫ぶだけ叫んだ途端、私に寄り掛かって、美紀はまた眠ってしまった。



(起こす前に暖房は入れたが‥‥)


暖まるまでもう少し掛かりそう、そしてアトリエに美紀の着替えらしい着替えが無いのだが‥
さてどうしようか??



「暖まるまではこのままかね・・」


何とか鞄と上着だけは避けたが、部屋が暖まらないとなにも出来ない。



「本当に‥12月にこのままは風邪を引く‥
参ったねこれは‥‥」


こんな美紀も至極珍しい‥
やはり倉原とのサシ飲み、これが一番効いた理由かな?


部屋が暖まった後、すまないと思いながら服を脱がす事に‥とはいえ着替え・・



(下着姿だと、朝大騒ぎされそうだ)


着ていた服はハンガーに吊し、変わりに予備で置いてある私のTシャツを美紀に着させベッドに寝かせた。



「一騒動で忘れてたが‥」


まあ明日でも良いだろう。


私の方も屋敷に戻る気になれず、少々狭いながら美紀を抱き締めて眠る事に・・


久々に出た、パーティーの鬱憤もあったのかも知れない‥
美紀のぬくもりが一番落ち着くのだから・・・



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