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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ



・・・ズキッ


 ・・・ズキッ


   ・・・ズキズキッ!



「・・・・・痛い・・
・・・・・あ‥あれ??」


あまりの頭の痛さに目が覚めたけど、部屋の中は暖かいし、それに私‥Tシャツなんて着て寝た??



「?????」


「おはよう美紀‥
・・・その様子だと二日酔いだね?」


「紀永!?
なんで此処に居るの??」


えっ?えっ??


どうして紀永がアトリエに??


「夜に言ったよね?
店の鍵が開いていて、セキュリティー警告で気付いたと‥」


「・・・・・
覚えて無い・・・」


えっと・・


私は倉原父を連れてタクシーで倉原家に送って、それからアトリエまでたどり着いた。


それから・・・



「・・・此処に着いてからの記憶無いよ・・・」


「まあ‥かなり酔っていたようだったし、気が抜けた‥とは思うが‥
倉原とサシ飲みね、よく保ったね美紀?」


「私って紀永にそこまで話したの?」


「"宴会なんてだいっ嫌い!"と大声を出していたよ‥
その後すぐに眠ってしまったが‥‥」


「・・・・・」


も‥ももももしかして、酔いの勢いで紀永に絡んだの私!?


そりゃ、宴会は二度と勘弁って思ったけど、口に出して言っていたなんて・・・



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