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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ



私の方は茫然自失‥
メイ大使が持って来るドレスって、みんな際どいんだよ、それ分かってる紀永??



「不味かったかな?」


「・・・・・凄く・・・」


せっかく収まって来たと思った頭痛が再復活した気分。


今度こそメイ大使の攻撃から逃げられない‥かも‥‥



「まあ‥どちらも昨日は良い夜とは言い難かったみたいだね‥
美紀、もう少し寝ているかい?」


「・・薬が効いたら起きようと思っていたけど、なんか気力減退気味‥
じゃなくて、起きてシャワーくらい使わないと屋敷の方に戻れないでしょう・・」


「その格好だしね」


「その・・・きゃっっ!?」


今更気付いたよ!
私‥下着にTシャツ1枚だって‥ブラすらしてない・・



「着替えどころか、鞄すら掴んだままベッドでダウンしていたから‥‥私が着替えさせたのだが‥‥‥」


「き‥紀永だったら‥良いけど‥‥」


何となく‥お互いに目線を外して‥
紀永に見られるのは構わないんだけど、私にだって羞恥心という言葉くらいはある。


だって、眠ったままパンティ1枚の姿にされた訳だし‥
変な下着は身に付けていないと思うよ、でも外した紀永の目が痛いとは思ってしまう。



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