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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ
言ったは良いが、何となくバツが悪く私は目を反らし、美紀は慌ててバスルームの中へ・・
「二日酔いも落ち着いたようだし・・・」
ああも混乱状態の美紀も、なかなか見れるものじゃない‥
たまには良いかなんて、逆に思ってしまう。
(本当に美紀には甘いね)
美紀がシャワーを使っている内と、私の方はベッドから立ち上がりキッチンへと移動。
早朝にコンビニに行ったついでに、朝食になりそうな物は購入して来た。
(私がコンビニ‥そんなに変かね??)
一人暮らしの頃は、たまに利用していたのだが、今はこのアトリエからしかコンビニなんて行かない。
コンビニはアトリエを建てた頃からあり、面白半分に利用していたともいうが、遠藤達に言っても驚かれそうだ。
「・・・
そういえば、此処はココアが主だったか・・」
棚を見れば市販のインスタントのココア‥
美紀がカフェインがダメだった頃にココアを置いてそのまま、あれから3年アトリエはほぼ手付かず状態。
「・・・こう考えてみれば早いね‥
高校生も今は立派な社会人‥少々社会に出たのが早いともいうが‥‥」
ほんの3年‥
それだけで美紀は社会へと出て‥私的には後数年あるものだと思っていた。
予想を遥かに超えるのも美紀の特徴‥
私としては、もう少し美紀を私の腕の中だけに留めておきたかった思い。
「今更だ・・・」
思いを振り切り、レジ袋から買って来た物を取り出す事に、美紀の好きなアイスコーヒーを添えて。