この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ
「???」
美紀がシャワーから上がったと思ったら、寝室からガタガタと音が?
(何をしているのだろうね?)
半2階の居住部分だが、キッチンだけは店側にあり、寝室の様子は分かりにくい。
しばらく音がしていたと思ったら・・・
「あった――!!」
「???」
突然の美紀の大声‥
あったとは?何か置いていただろうか??
まあ‥理由はすぐに分かったが・・・
「まだ残ってたんだねこれ‥‥」
降りて来た美紀は、Tシャツこそ私のだが下はスリムジーンズ‥
そういえば美紀が17才の頃、制服に絵の具が付いてはいけないと、簡単だが着替えは置いていた。
まさかまだ覚えていたとは・・
「懐かしいかな?
此処は殆ど物を動かしていないから、あの頃のままに残っていたのだろう」
「そう‥
ジーンズも同じ場所にあったもの‥‥」
「とりあえず朝食食べれるかい?」
美紀といえば、降りて来て朝食という名のコンビニメニューに驚き顔。
「・・・
本当にコンビニに行って来たんだ‥
でもどうして?屋敷でも良かった筈なのに??」
「いちいち屋敷は面倒だった‥というより、私も今日は休みなのだから、少しはのんびりしたいと思ってね、敢えて屋敷には連絡を入れなかっただけなのだが‥」
美紀と同じく、手元にあるサンドイッチのパッケージを開いて一口。
最近のコンビニ物は結構美味しい。