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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ



「???」


美紀がシャワーから上がったと思ったら、寝室からガタガタと音が?



(何をしているのだろうね?)


半2階の居住部分だが、キッチンだけは店側にあり、寝室の様子は分かりにくい。


しばらく音がしていたと思ったら・・・



「あった――!!」


「???」


突然の美紀の大声‥
あったとは?何か置いていただろうか??


まあ‥理由はすぐに分かったが・・・



「まだ残ってたんだねこれ‥‥」


降りて来た美紀は、Tシャツこそ私のだが下はスリムジーンズ‥
そういえば美紀が17才の頃、制服に絵の具が付いてはいけないと、簡単だが着替えは置いていた。


まさかまだ覚えていたとは・・



「懐かしいかな?
此処は殆ど物を動かしていないから、あの頃のままに残っていたのだろう」


「そう‥
ジーンズも同じ場所にあったもの‥‥」


「とりあえず朝食食べれるかい?」


美紀といえば、降りて来て朝食という名のコンビニメニューに驚き顔。



「・・・
本当にコンビニに行って来たんだ‥
でもどうして?屋敷でも良かった筈なのに??」


「いちいち屋敷は面倒だった‥というより、私も今日は休みなのだから、少しはのんびりしたいと思ってね、敢えて屋敷には連絡を入れなかっただけなのだが‥」


美紀と同じく、手元にあるサンドイッチのパッケージを開いて一口。


最近のコンビニ物は結構美味しい。



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