この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ



「・・・
考えて見れば、アトリエで紀永と2人っきりって凄い久しぶりかも‥」


「そうだね‥
最近はあまり時間が取れないだろう美紀が‥」


「うん・・・
米国から帰国したら、また絵を描こうと思っていたのに、実際はそんな暇も無かったもん」


「仕事なんか始めたらそんなものだよ‥
私だって、落ち着いてから絵を描く事を再開したくらいだからね」


一度止めた絵を描く事‥
もう一度筆を持ったのは、会長就任から数年後の話。



「紀永でさえそうなら、私が絵を描けるようになるのってずっと先‥
仕方無い‥んだよね、仕事優先だし‥‥」


「美紀・・・」


サンドイッチを食べながら、懐かしそうにアトリエを見回す美紀‥
アトリエは2人の思い出の場所、だけど今はどちら共になかなか来る事出来ない。



「今はしょうがないもの、仕事だけで手一杯‥
でも何時かはやりたいな?」


「軌道に乗れば、少しは余裕が付くよ‥
そうしたら考えれば良い、この場所は変わらないのだから」


「そうね‥紀永の言う通り、変わらないもんね」


「ああ・・・」


何時か・・・


美紀にだってそんな日は来る、アトリエはずっと変わらず此処にあるのだから、急ぐ必要なんて一切無い・・・



/755ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ