 この作品は18歳未満閲覧禁止です
 この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ

「無理に仕事を詰めて悪かった、お詫びに夕飯ご馳走するがどうだ?」
「え・・・っと・・・」
これって断ったら不味いよね?
堀之内部長も、善意で言ってくれているんだろうし・・
本当は早く帰って、紀永にお礼を言いたかったけど・・・
「おっ?
無理強いはしないぞ??」
「いえ、喜んでお付き合いします」
うん、これが普通だよね?
上司の誘いを断る部下って、なかなか無いと思うから・・・・・
「倉原君は車通勤だったね?」
「はいそうです」
堀之内部長と一緒に会社を出て道路で立ち話中、いったい何処に行くんだろう??
「じゃこの近くの定食屋で良いか?
随分と長くやってる店なんだが、味は保証するぞ」
「それで大丈夫です、あまり好き嫌いは無いので‥」
「そりゃ助かる‥
俺がクラスター社に入社した時には、既にあった定食屋でな、時々こうして部長と食べに行っているんだ」
「そうなんですか・・」
あれ?
なんだが聞き覚えがあるような??
『・・・一番美味しかったのは、本社近くの定食屋だが、まだあるのかね?』
『・・・食べ盛りの20才くらいだったか‥
本当は教えて貰ったのだよ、その定食屋は‥‥色々話をした場所とも言うが‥‥』
(・・・あっ!!)
入社前に紀永が言っていた‥
そして教えてくれた人は、まだシステム課に居るって‥‥
堀之内部長の事だったんだ。
 

 作品検索
 作品検索 しおりをはさむ
 しおりをはさむ 姉妹サイトリンク 開く
 姉妹サイトリンク 開く


