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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ
美紀は試しに入れたと言っていたが、前に私が言った"どちらも"という言葉通り、複合化を使って一瞬で多種目を同時に展開する特殊プログラム。
流石に一番始めにあれを見た時には驚いた‥
仮説として論文を出していたのは知っていたが、まさか実用段階だったとは。
「簡単に追い抜かされそうだ‥」
軽量・縮小・複合は、何事に置いても小型化世代の今、一番需要が高い項目‥
かなりの数のコンピューター関連の会社や大学が研究しているが、なかなか上手くいく分野でも無い。
それなのに美紀は数年で全て実用段階、どれだけの才能を有しているか未だ未知数と来た。
「本当は社としてやれば、クラスター社の右に出る企業はいなくなるだろう‥
ただし米国が黙っているかどうか‥‥」
今は米国という抑えが強い‥
まあ何時かは早乙女として出してあげよう、それくらいの気持ちはある、後継者として一族も社も文句を言わせないように。
「・・・
帰って来たか‥
どうやら下で遠藤とバトル中かな?」
のらりくらりと考えている内に、美紀が帰宅したよう‥
GPSを切ったのは遠藤も気付いている、また入り口辺りで2人のバトル‥大概はこうなる、分かっていて私も何も言わないが・・・