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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第12章 美紀&紀永のトラウマ



遠藤さんに負けて更に追い討ち‥
部屋で着替える前にメールチェック・・



「・・・メイ大使・・・」


内容は次の日曜のお誘いというか、大使館内での立食パーティーという名の会談。


これは抜けられ無いよ、しかも紀永が何か言ったようだし、メイ大使絶対に私を狙って来る。



「今日は良いのか悪いのか・・・」


堀之内部長の定食屋と、珍しい紀永からの電話は嬉しかった‥
でも、うっかり社員証に遠藤さん、そしてメイ大使と浮き沈み激しくない??



「とりあえず着替えと風呂ー」


米国本国からの依頼だけは無かったから、今日の仕事はこれで終わり。


紀永リビングかな部屋かな?


1日の疲れを風呂で癒やし、しっかり着替えてから‥リビングの方を覗いて見る。



「おかえり・・」


「ただいま、しっかり遠藤さんにやられたよ‥
紀永は今日も経済誌?」


「いや、今日はこれ」


「・・・・あっ!!」


その論文誌は!
しっかりバレていたのね、流石紀永・・・



「前の論文から見ると、内容が濃くなっているね‥
何時の間に作成していたのやら」


「えーと‥寝る前くらい?
半分以上は米国で書いていたから、帰国して続きやっただけ」


だって勿体ないじゃない?
結構良いところまで書いていたんだもの、やっぱり仮説だけど何時かはって思ったものだから。



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