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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第13章 裏と書いて工作と読む



「ふふふ‥
 ふふふ‥‥」


大使館に入った早々、メイ大使の機嫌の良さそうな声‥
紀永!メイ大使に何言ったのっ!?



「やっと来たLittle Witchちゃん!」


「こんにちはメイ大使、今日は何時も以上に機嫌が良いですね」


「分かる?
今日はLittle Witchちゃんに合わせて、本格的にドレスを作らせたのよ‥
こっちこっち!」


「あっ、メイ大使!?」


手を惹かれ連れて来られたのは、メイ大使のプライベート空間‥
普段こんなところまでは入らない。


大使にだってプライバシーがあり、居住区になるこのプライベート部分は立ち入り制限区域。


なのに連れ込まれちゃった‥どうしよう。



「こ れ 
オーダーメイドなんだからね」


「はあ・・・」


メイ大使が見せてくれたドレスは‥
黒のシックなタイトタイプ。


でも背中の部分は隠すようになっていて、その分胸が大きく開いてる‥
そしてロングスカートは結構際どいスリット入り。



「これ着るんですか?」


「背中が隠れていればOKと聞いたわよ」


それ、間違いなく紀永からの情報!


となると私に拒否権は無く、渋々だけどメイ大使が用意してくれたドレスを着る羽目に‥‥


覚悟はしていたけど、これは無いでしょう的な感じ‥
それに私に似合うのこれ??



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