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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第13章 裏と書いて工作と読む



メイ大使の強引さに、私は借りている客室ではなく、メイ大使の居住区で着替えをする事に・・



「嘘っ、これ開き過ぎでしょう!?」


ドレスとは言っても下着から靴、小物まで一式‥
一応全部身に付けて見れば‥‥胸が開き過ぎて谷間がはっきり・・


それに横のスリット‥
ロングヒールに、少し歩けば素足が見える‥やっぱり際どい系。


大使館に来た時はスーツだったから、上げた髪とも合わないし凄く不自然感満載。



(髪を下ろす‥‥は不味いよね‥‥)


髪を下ろしたドレス姿は、御披露目の時にやってるから極力避けたいところ。


やっぱり早乙女美紀とLittle Witchは別人、このラインだけは崩したくないもの。



「着替え終わった??」


「あ‥はい、大丈夫です」


一応断りが入って、メイ大使が着替えに使った部屋に入って来た。



「メイ大使、これじゃ合わないと思います」


私の率直な感想‥
どう考えても似合ってないし、どちらかと言えば童顔な私には大人なドレスは苦手意識が高い。



「んー
良い線いってるわよ?
髪型を変えて、化粧も少し変えちゃいましょう!」


「えっ?
髪を下ろすのはちょっと‥‥」


「下ろすのでは無く、アップのまま華やかに‥
化粧はもう少し色が濃くても良いわね、うちのスタッフを呼ぶわ」


本当に今日はメイ大使のなすがまま‥
プライベート用のスタッフを呼んで、髪と化粧の手直し。


なんか私じゃ無いみたい。



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