この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第13章 裏と書いて工作と読む
メイ大使の強引さに、私は借りている客室ではなく、メイ大使の居住区で着替えをする事に・・
「嘘っ、これ開き過ぎでしょう!?」
ドレスとは言っても下着から靴、小物まで一式‥
一応全部身に付けて見れば‥‥胸が開き過ぎて谷間がはっきり・・
それに横のスリット‥
ロングヒールに、少し歩けば素足が見える‥やっぱり際どい系。
大使館に来た時はスーツだったから、上げた髪とも合わないし凄く不自然感満載。
(髪を下ろす‥‥は不味いよね‥‥)
髪を下ろしたドレス姿は、御披露目の時にやってるから極力避けたいところ。
やっぱり早乙女美紀とLittle Witchは別人、このラインだけは崩したくないもの。
「着替え終わった??」
「あ‥はい、大丈夫です」
一応断りが入って、メイ大使が着替えに使った部屋に入って来た。
「メイ大使、これじゃ合わないと思います」
私の率直な感想‥
どう考えても似合ってないし、どちらかと言えば童顔な私には大人なドレスは苦手意識が高い。
「んー
良い線いってるわよ?
髪型を変えて、化粧も少し変えちゃいましょう!」
「えっ?
髪を下ろすのはちょっと‥‥」
「下ろすのでは無く、アップのまま華やかに‥
化粧はもう少し色が濃くても良いわね、うちのスタッフを呼ぶわ」
本当に今日はメイ大使のなすがまま‥
プライベート用のスタッフを呼んで、髪と化粧の手直し。
なんか私じゃ無いみたい。