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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第13章 裏と書いて工作と読む
戻って客室‥
1人の方がかなり落ち着ける、そして切り替えられる。
「・・・
今日のパーティーの出席者名簿と会談名簿・・」
テーブルの上に置かれていたこの2枚‥
小パーティーとあって出席者は少な目‥それでも40人ほどの立食パーティー式。
そして会談は‥2組‥‥
「・・えっ?
クラスター社社長、早乙女朔夜って・・」
どうして?
大使館のパーティー後の会談に朔夜叔父様??
本社で十分話が通るのに‥‥
「・・・
うんん、なんか違う‥
クラスター社として来てる??」
朔夜叔父様としてでは無く、クラスター社代表として‥
だって朔夜叔父様以外の重役陣は、私がLittle Witchだと知らない。
(本当に切り替えないと、朔夜叔父様にLittle Witchとして対応・・)
お披露目の時のプライベート会話で、Little Witchとしてなんて悪戯を言った事はあったけど、まさか本当に正式にLittle Witchとして対応しなきゃならないなんて思ってもいなかった。
大きな鏡に映る私は全くの別人‥
お嬢ちゃんじゃなく、Little Witch‥私はLittle Witch・・・
「私は・・・Little Witch・・またはWitch of the fingertip・・・
会談‥対応します・・」
一度目を閉じて開けば、気持ちも切り替わり、米国に居た頃のLittle Witchモード。
これで良いの、偶然とは言え私が選んだ道だもの・・・
そのままの意識で、メイ大使が待つ居住区に寄ってから、パーティー会場へと足を踏み入れた。