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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第13章 裏と書いて工作と読む
小パーティーは立食式なので、割とライトな雰囲気‥
その中でメイ大使と私のドレスはかなり目立つ。
とは言え米国大使館主催だから、私もどちらかと言えば主催側‥
米国本国は、Little Witchの完全支援を謳ってるので、必然的に私もこっち側になるという理由。
「Little Witch‥」
「トーマ大使もご出席でしたのね」
「今日また一段と大人な雰囲気で‥
この様なLittle Witchも悪くないですな」
「くすっ‥
メイ大使の押し売りです、似合いますか?」
「とても‥
気に入っていますからなメイ大使は、我がフランスも名乗りを上げたいですよ」
「ご冗談を‥
私如きでは話になりません」
「世界的に有名だというのに謙虚な事だ‥
それがまたLittle Witchの魅力というのか‥‥」
「トーマ大使、何時の間にか口が上手くなっていませんか?」
「おや?
そうだったかな??」
会う回数が多いトーマ大使とは、割と気楽に話す事が出来る‥
と言っても、ある程度はセーブしないといけないけれど。
このまま和やかムードで終わってくれたら楽なんだけど、そうは上手くいってくれないのも分かってる。
この手って、会談が入っていない出席者が割り込んで来るのがパターン。
「失礼‥
貴女がLittle Witch?」
ほら来た・・・