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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第13章 裏と書いて工作と読む



「・・この会談は大丈夫です次官は要りません、そうメイ大使に伝えて下さい」


「・・・
分かりましたLittle Witch、では失礼致します」


やんわりと次官役の大使館職員を遠ざけて、扉が閉まった所で早乙女社長に向かって唇の前で指1本・・



「・・・・・」


向こうも気付いてくれて、一切話さない‥
その間に重厚な家具の裏にある、盗聴器と監視カメラのスイッチをOFF。


そしてもう1つ、中心にあるテーブルの下の盗聴器のスイッチも切った。



「・・・良いです朔夜叔父様?
米国って本当に盗聴器が好きですよね」


「今のが盗聴器か‥
だとすると大使館中・・・」


「あると思います、私の口から正確な場所は言えないけれど‥
ホワイトハウスなんて、盗聴器と監視カメラの巣窟でしたから」


漸く落ち着いてソファーに座った、朔夜叔父様は渋い顔だけど‥‥



「クラスター本社でさえそうなんだ、政治の中枢ホワイトハウスだったら、どれだけの数を仕込んでいるんだろうな・・」


「万はくだらないと聞いています‥
無いのは大統領の寝室くらい?
設置はしていないけど、必ず扉の外にボディーガードは居るみたいです」


「プライバシーもあったもんじゃない‥
寝室で何をやってるかまで筒抜けかよ‥‥」


「まあ‥
公言はしないでしょうけど・・・」


ホワイトハウスなんてこんな感じ‥
24時間、盗聴器と監視カメラだけを管理する職員が居るくらい‥だから伏魔殿って呼ばれるのよ。



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