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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第14章 束の間の正月ーもう1つの転機



でもね、そこは早乙女邸、二度寝1時間も経たない内に、内線で起こされた‥
これ、早乙女邸内の常識・・・



「もう少し寝ていたかったんだがね‥」


「それは仕方が無いよ、遠藤さんも用事があって内線して来たんだし‥」


「まあ‥
でも私服で良いから執務室とは、半分プライベートのような気もするが‥‥」


何故か、私と紀永2人揃ってお呼び出し‥
しかも普段だったらスーツ姿という遠藤さんが、私服で良いってどういう事??


不思議に思いながらも2階の執務室へ‥
入って漸く意味が理解出来た。



「よう!
明けましておめでとう」


「朔夜叔父‥」
「朔夜叔父様‥」


そこに居たのは朔夜叔父様‥
こういう理由で呼ばれたんだ。



「明けましておめでとうございます朔夜叔父様、今年も宜しくお願いします」


「明けましておめでとう‥
で、どうして朔夜叔父が此処に居るんだい?」


「新年の挨拶に決まってるだろ?
ついでだから紀永に土産を持って来てやったんだが?」


「「土産??」」


私も紀永もお互い顔を見合わして‥
何となく良い予感はしない、それは紀永も同じみたい。



「なんだ冷たいな‥
せっかく米国大使館の時の、嬢ちゃんのセクシードレスの写真を持って来てやったのに‥‥」


「へっ!?」


「ああ・・
言っていたね朔夜叔父」


ちょっと待って、あれ大使館内での話でしょう!?


普通撮影不可だよ??



「俺が写した訳じゃ無かったから、貰うのに時間が掛かったんだよ‥
年末それどころじゃ無かったしな」


だったら忘れて‥って今言いたい・・・



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