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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第14章 束の間の正月ーもう1つの転機
「気にはなるかな?」
「紀永!!」
「くすっ‥
美紀はあまりセクシー系は着ないからね」
「どうせプライベートはお子様系だもん‥」
お子様系というかお嬢様系、これって紀永と遠藤さんの趣味じゃない!
「やっぱり2人揃うと仲良いな‥
ほら、先ず見れないだろ?」
朔夜叔父様が紀永に渡した写真‥
これってパーティー最中、それも正面後ろ横と全部揃えてるよ。
何時の間にこんなの写したの??
「ほう‥
大人な雰囲気も似合うね、お披露目の時とは全く違う」
「・・・
どっちも私の趣味じゃ無いのに・・・」
「美紀の趣味ね‥
私と同じくTシャツにジーンズに走りそうだが?」
「うっ‥‥‥」
完全否定出来ないのが悔しい‥
だって私の趣味って、動きやすさ重視なんだよ、ジーンズ上等派。
「なんだ嬢ちゃんの趣味じゃないのか‥」
「だから、この間のはメイ大使の趣味‥
紀永のひと言で、オーダーメイドであれ出されたら拒否出来ないじゃない」
「・・・・・原因は私か・・・・・」
「・・・・・そうだよ・・・・・」
紀永はさり気なく私から目線を外しているし、朔夜叔父様は‥何故か大爆笑‥
もうっ正月からっっ!
「ははは‥
こうして見ると、紀永と嬢ちゃんは性格が似てるな‥
ああ、嬢ちゃんの方が勝ち気か?」
「まあ似てるね‥
性格も主義主張も‥‥」
「ついでに頑固なところもな‥」
「うーん‥
主義主張は確かに似てるかも‥
でも、動く物が好きは似てません」
紀永一番の趣味は車、しかも高級車ばかり‥
これだけは似てない。