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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第14章 束の間の正月ーもう1つの転機
此処でタイミング良く、遠藤さんがコーヒーを持って入って来て話は止まったけど、来なかったら私どうしてただろう?
最終判断で逃げる?
それしか無かったよね、ああまで突っ込んだ話だと・・・
「そういやぁ‥正月明けどうするんだ?
まさか嬢ちゃんも重役陣の新年の挨拶に出すのか??」
「???」
何それ?
重役陣の新年の挨拶って??
「まさか‥
色々と都合が悪い、それは朔夜叔父が一番知ってる筈だが?」
「ああ分かっているから聞いた‥
って、納得してないようだな嬢ちゃん、毎年仕事初めには、会長以下重役陣が全員揃っての新年の挨拶があるんだ」
「何時も通り、此処執務室からという事にするよ」
「・・皇が黙っているか?
それで無くても、散々俺のところに抗議に来ていると言うのに‥」
「普通に返り討ちにするがね」
「皇‥専務・・・」
一度会った‥
凄い俺様で我の強い人‥でも、話が通らない人じゃ無かった、最後には私の意見を聞いてくれて、そこで朔夜叔父様に止められちゃったけど。
「皇は皇なりに考えがあるんだろうさ」
「それは分かるが‥
今美紀を重役陣に会わせても、良い事は1つも無い‥
それにシステム課に居るのだから、もしそっちで顔を知られていると、言い訳の仕様が無いのも確か‥‥」
「・・・
嬢ちゃん皇に会っているぞ・・・」
「本当かい美紀?」
「・・うん・・
少しだけ話をしただけだけど、倉原美紀って名乗っちゃってる・・」
それには、紀永も朔夜叔父様も困った顔。