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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第14章 束の間の正月ーもう1つの転機



もつれ合うように絡まる舌‥こうなると互いが互いに夢中だから、止まる事を知らない。


でも‥‥ちょっと待って!?


「んっはぁぁ‥
紀永、此処リビング‥‥」


そう幾ら3階のプライベート空間でも、リビングは人が来る可能性がある‥‥特に遠藤さん。


やっぱり遠藤さんには、こういうところは見せたく無い‥
遠藤さんの気持ちに気付いてしまったから。



「ん?
ああ‥遠藤だったら、今頃屋敷の外だよ、恵美里叔母に新年の挨拶をして来るそうだ‥
後は此処には上がって来ない、用があれば内線でと言ってあるからね」


「・・・用意周到」


「まあね、せっかくの正月を邪魔されたく無かったから、先に手を打っておいた、朔夜叔父は予想外」


これは何も言えないわ・・・


ただでさえ正月という事で、秘書や従業員の何割かは休みを取って屋敷を出ているし、残り組を紀永が抑えたら誰1人上がって来る訳が無い。


完全に計画されてるし‥



「・・だから、たまにはリビングで‥
変化が無いとつまらないだろう?」


「っっ!」


耳元で!
そんな吐息混じりに囁くの反則!!



「観念しなさい美紀?」


「意地悪‥‥あっっ」


唇が耳元から首筋を行ったり来たり‥
これだけで感じて期待してしまう私の身体、こういう紀永にはとことん弱いって知っていて、紀永はやるんだもん。



「あぁ‥‥紀永‥‥」


「そういう顔の美紀が好きだよ‥‥」


首筋から鎖骨辺りまで唇が降りて来て、服の上から両胸が捕まってしまう。



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