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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第15章 サーバーダウン!
遠藤が皇を送るのと、朔夜叔父が聞きつけて、会長室フロアーに上がって来たのはほぼ同時‥
流石に社内情報は早いと、ついつい笑ってしまう。
「・・・
皇‥どうだったんだ?」
「納得したよ‥
いや、納得させたかな?
後は本当に美紀の判断次第だね」
「嬢ちゃん次第?」
「そう‥皇に話すか話さないかは、美紀に任せている‥
だからこそ美紀次第」
「この間会っている‥とは流石に言えんからなぁ‥‥」
「まあね‥
そう、定時過ぎたら美紀も此処に上がって来るよ、とは言っても正月中に溜まった仕事を片付けにだが」
どうしても、休みが続けば仕事は溜まるもの‥
休み明けの今日の内に、全て片付けてしまうらしい。
それもあって、私もこうしているのだが・・
「・・・
仕事好きだよな嬢ちゃんは‥」
「嫌いでは無いようだね‥
此処だけではなく、早乙女邸に戻って来ても、米国の仕事に論文作成、それに新プログラム開発と、寝る暇があるのかと言うほど、せわしなく動いている」
「そこまでか!?
昔の紀永並だな‥
嬢ちゃんも、お前と同じく天才肌‥あり得なくはないのか、全くとんでもない親子だな」
「美紀のやる事に制限は付けたく無いからね‥
とは言え、集中し過ぎると朝になっても気付かない‥そんな時は止めるが‥‥」
「おいおい‥‥」