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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
「紀永の方は、普通に名前で呼んでいたな‥
父親に会長‥少し距離を置いているんじゃないか?」
「・・・
内々では普通に呼びますけど、本当に外で何かあった時に困りますから‥
米国留学の頃から会長です、向こうもそれで折れていますし‥‥」
「俺は内々の方が気になるぞ?」
「・・くすっ‥
それは‥‥内緒です・・」
これだけは、外では絶対に守るつもり‥
何があっても会長‥その1点で突き通す。
私の為にも、紀永の為にも・・・
朔夜叔父様と話をしていても、仕事だけはしっかりこなしてる‥
後は‥この中途半端に来ている、修正プログラムを作れば終わり。
元のOS‥つまりKIEIプログラムに、私のプログラムを入れた事で、縮小軽量の部分は、私しか手直しが出来ない。
だから、紀永が修正プログラムの方向性を出した物を、私がそれにプラスして、また紀永に戻す。
米国に居た頃からやってる、共同作業になる部分‥
本当は屋敷でも出来るんだけど、執務室でやらなきゃいけないから、今は此処でやる方が楽。
ほら‥屋敷だと遠藤さんとかが心配して見に来るし‥オマケに紀永までってパターン‥
そうなると、1つじゃ終わらなくなる‥
だから邪魔があまり入らない会長室を選んでいる訳。
「・・・
本当に早い‥‥」
「鍛えられましたから‥‥」
今使っている端末は3つ‥
元々のKIEIプログラム、私の軽量化プログラム、そして合わせる修正プログラム。
こういうのはバラバラに見ないと、バランスが取れない‥
そして私って、大元のKIEIプログラムをバラすし、比較は絶対に必要な事。
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