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第15章 サーバーダウン！

あの後、普通に業務には戻ったけど、気になるのは紀永からのメール‥
一応は朔夜叔父様にもメールを入れたけれど、返信は無かった‥多分立ち入らない、そう言いたかったんだと思う。



(そうだよね、此処に朔夜叔父様は関係ないもん)


紀永が何を言うのかは想像出来る‥
だって倉原父も呼ぶ‥それは私の本当の身元を、堀之内部長に教えると言っているようなもの。



(・・・・・
仕方が無い‥事なんだよね、あれじゃ説明が付かないし、倉原父に聞かれても困る・・)


倉原父に迷惑を掛けない、これが紀永との約束‥
だからこそ紀永は、話す方をえらんだんだ。



(だけど、どうやって言おう？？)


いきなり早乙女邸に来て下さい‥じゃあね、思いっ切り不自然だし‥
じゃ何て言えば良いの？



(あー
こういう事って経験無いから‥‥困る)


１８才の一時期は抜きとして、私って男性に誘いみたいな事を言った事が無いって、漸く気付いた。


それも相手は上司、堀之内部長‥
敬語‥じゃ変だし、軽過ぎても変‥残る選択肢は仕事対応？