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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第16章 早乙女美紀と倉原美紀



「不味いと言うか‥
普通は驚く場所‥なんですよね?
堀之内部長は、何となく気付いていると思っていました」


「・・・
昼間の事を考えると、早乙女会長絡み‥
とは言え、会長には簡単には会えない、アポを取っても9割方は却下されると聞いている」


うん、良く聞く一般論‥
そして、早乙女邸は更に難関だって、招き入れる事が無い‥それが早乙女邸。



「やはり予想は付いていたんですね‥
行き先は‥‥‥早乙女邸です‥‥‥‥」


「本気か?
門前払いがオチだぞ??」


「それは大丈夫です‥
早乙女会長からの依頼ですから、中には入れます」


「冗談‥だろう‥‥」


堀之内部長って、社外に出ると少し口調が柔らかくなる‥
前の定食屋の時に、それは気付いたの。


だけど今日は、純粋に驚き‥
そうだよね、私と早乙女会長は接点が無い、例え私が会長室に居たとしても‥‥



「会長室を出る前に、メールで依頼されました、部長の他にもう1人来る、私はそれしか知りません」


「俺の他にも?
会長は何を考えられたのか・・」


それを私の口から言う訳にはいかない‥
多分話すのは‥紀永で、倉原父は同意の為の同席と、私は思っている。



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