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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第16章 早乙女美紀と倉原美紀
「考えがあったから呼ばれた、私はそう思っています‥
簡単に動く人では無いもの‥‥」
「1つ聞いて良いか?
倉原君は早乙女会長に会った事があるのか??」
「・・・
あるか無いかと問われたら‥‥あります‥
理由は会長から聞いて下さい」
「会長から‥
それにしても、運転上手いじゃないか‥‥」
「これでも必死なんですっ!」
どれだけ気を使って、運転してると思ってるのよ‥
普段の倍は集中力を使ってると‥思う。
「・・・
運転は余裕を出した方が回りが見える‥
ガチガチだと事故率が上がると、聞いた事は無いか?」
「そうなんですか?
そう言われても、なかなか慣れないんです‥
嫌いでは無いんですけど‥‥」
「・・・
もしかして‥本格的な運転は、通勤が初めてか?」
「こう長いのは通勤が初めてです‥
米国時代は、すぐ大学で乗っても10分ほどでしたから」
「それは慣れるしかないな‥
運転は慣れだ慣れ‥‥」
「周りのようには‥
アウディってところで怖いですし、もう少し普通の車が良いです」
「逆にこのクラスだから、安定性があると思うんだが‥」
色々と余計な物が付いてなければ‥ね‥
私も、もう少し気楽に乗れると思う。