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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第16章 早乙女美紀と倉原美紀



・・多少の不自然を感じる‥
米国時代も日本でもアウディ、倉原君自身が購入したのでなければ、購入したのは倉原主任。


だが、倉原主任がこういう車を選ぶか?
そこに不自然さを覚えるんだが‥



「・・・
進むに連れて閑散になる・・」


「目的地が住宅街で、大きいのは高校くらいしか無いんです」


「こっちの高校‥
有名な付属高があった」


「はい、私も途中まで付属高でした‥
進学校ですから、この時間はもう生徒なんて居ません、ほぼ全員予備校ですね」


「授業が終わっても勉強、そうでもしなければ有名大学には入れずか」


どうしてこんな話題になったんやら・・



「授業が終わった後は補習、その後予備校が普通なんです‥
校内でもランク分けでクラスが決まりますし、入学したからといって怠けていたら、最低ランクのDクラス確定‥面倒くさいですよね‥‥」


心底嫌そうな倉原君の表情‥
途中までという事は中退、それでも米国留学‥やはりどこか不自然さが残る。


なんなんだ、この不自然さは??



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