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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第16章 早乙女美紀と倉原美紀
話すだけ話したが‥
さて、堀之内はどう出るか?
そこまで悪い返事はしない、そうは思っているが‥‥
「いや、それだったら辻褄が合います‥
この件は沈黙‥そう仰られたいんでしょう会長‥‥」
やはりそういう選択をしたか、堀之内らしい。
「・・・
早乙女、少し脅し過ぎじゃないか??」
「・・・
一応ケジメは、付けなければいけないのだよ‥
そこから先は個人的にはなるがね倉原?」
堀之内が選択したからこそ言える言葉‥
無理に脅すつもりは無かったが、ある程度は沈黙を守って貰わなければならない為。
「・・・
急に言い方が・・・」
「ほら、やり過ぎだ‥
本当に会長になってから、使い分けが上手くなったよな?」
「状況に合わせてと言って欲しいね?
これじゃ、会長の威厳も何も無いのが辛いのだよ、そう簡単に性格が変わる訳でもなし、多少作らないとやってられないとも言うがね?」
「落差が‥‥大きいもの‥‥」
やれやれ美紀まで‥
好きでやってる会長職かも知れないが、根本的な性格が変わったつもりは無い。