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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第16章 早乙女美紀と倉原美紀
「確かに大きいな‥
昔はもう少し素直さがあったんだが‥‥」
「お父さん‥また昔‥
それで忘年会で、何度バレそうになったと思ってるの??」
「そうだったか?
・・・途中から記憶が無いんだ・・・」
「うそぉ‥‥‥」
これはまた‥
倉原が記憶が無くなるまでは、私でも初めて聞いた‥美紀の酒の強さも、とんでもないものがある。
「そう言えば忘年会の時に‥
あの頃はとか、昔はとか、誰に似たとか‥‥
それは倉原主任では無く会長・・・」
「その通りです堀之内部長‥
だから誤魔化すのが大変だったと言うのに‥‥」
「それであの騒ぎだった訳か‥
漸く納得したね」
「うっ‥そっちは覚えて無い‥‥」
「倉原君も潰れたのか」
「・・・・みたいです」
堀之内は一部始終を見聞きしていた‥
同じ部長、近くに居て当たり前‥それで美紀は必死だった。
「くすっ‥
酒‥ね‥
今倉原と飲んだら、どちらが潰れるだろう?
昔は私だったが‥‥」
「人には負けんつもりだったが、美紀に体よく負けたしな‥
本当に今は、どちらが強いか分からない‥‥」
「また試してみたいものだね‥
たまには早乙女邸に来れば良いものを‥倉原だったら歓迎するよ?」