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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第16章 早乙女美紀と倉原美紀
「屋敷で酒盛り‥遠藤さんと葉山さんが怒りそう‥
私は‥‥堀之内部長と勝負して見たいかな?」
「俺!?
倉原主任すら潰すんだ、俺なんかは簡単に潰される・・」
「堀之内‥‥
さして昔と変わらないだろう?
立場こそ変わったとは言え、関係が変わるとは思えない‥‥違うかな?」
「いや確かに‥
だが会長はシステム課時代より、柔らかくなった雰囲気‥‥」
「ああ・・
あの頃は随分と大人しくしていたからね‥
こっちが本来の私、それは倉原も良く知っているが、本社ではすれ違いで私が出てしまったので、誰も分からなかったと言ったところかな?」
「はぁ‥倉原君と言いシステム課は猫被りが多い‥
これはまだ居そうだ」
「・・・
確かに居るかも知れない、私からはこれしか言えないがね」
ギリギリの示唆‥
内々で調べている事はあるが、堀之内の耳に入れるのはまだ早い。
「本当にシステム課は色んなのが来る‥
一番驚いたのは美紀だ、俺は大人しく役員をやると思っていたからな」
「システム課に‥
いや俺も会長のお嬢さんは、大人しく早乙女邸で仕事をしていると思っていた」
「此処の執務室でも良かったけど、何事も1からやらないと覚えないと思って、少し強引に本社勤務を頼んだんです」