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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第16章 早乙女美紀と倉原美紀
「コンピューター学博士に経済学博士‥
能力的には何の問題は無い、美紀も私と同じプログラミング特化、簡単に代理になれる素質を持つ」
「付属高トップ入学だけじゃ足りなかったか‥
まさかMITも首席卒業していたとは、そこまでは話さなかったな美紀?」
「プログラミング特化で1つ気付きましたが会長‥
昔聞いた事を、もう一度聞いて良いでしょうか?」
倉原と堀之内の追い討ち、これは逃げるべきか素直に答えるべきか‥
美紀の方も渋い顔をしているし、様子見か?
「それ突っ込むのお父さん!?
確かに付属高は‥中退するまで全てトップだったけど、MITとはレベルが全然違うでしょう‥なんか今更で話しにくかった‥‥」
「私はどう答えようかね?
何となく質問の内容が分かるだけに‥答えにくいかな??」
「それ‥私も予想出来た・・」
美紀と私‥
互いに顔を見合わせて軽いため息‥
どうやら美紀も、何の事かハッキリ気が付いたよう。
あの頃とは違い、バレても一向に構わないのだが、昔はぐらかした負い目も多少はある。