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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第16章 早乙女美紀と倉原美紀



「まあ‥聞こうじゃないか堀之内?」


「・・・
俺はプログラマーKIEIが会長なのではと思った‥
そして現在の共同開発者、Witch of the fingertip-は倉原君だとも‥‥」


堀之内の質問に‥



「「・・・まあ・・・」」


出た言葉は、私も美紀も同じ‥
ハッキリ答えるのにも、多少の躊躇いがある‥どちらも、そんな思いの見え隠れ‥‥



「やっぱり似てるじゃないか‥」


「今度こそちゃんと言うよ‥会長にね‥
私も時々似てるとは思う」


忘年会のツケを此処でね‥美紀らしい‥
後は‥‥私か‥‥



「あの頃は答え無かったからね堀之内‥
‥‥確かに堀之内の考えている通り、あの高速プログラムを作ったのは私、そして今のクラスター社の基本システムは、私と美紀の共同開発‥‥これで良いかな?」


「国際的S級プログラマーKIEIとWitch of the fingertip-‥
それじゃ追い付け無い筈だ」



「「・・・まあ・・・」」


またもや出た言葉は同じ、こういう時は本当に似るらしい。



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