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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第16章 早乙女美紀と倉原美紀
「プログラミングの速さと処理、同時端末操作は美紀の方が上‥
私は目立つ分野が得意だが、美紀は圧縮軽量複合化が得意、同じS級でも基本能力が違うのだよ、だからこそ合わせると強力な物が出来上がる」
「それでは最近サーバーに空きが多いのは‥」
「それは美紀のプログラムの効果、今までの半分近くまで落ちている筈‥
何処でもサーバー設置は一大問題、それを増設する事無くプログラムで解消する‥なかなか出来る事では無い」
「今のクラスター本社では、増設の場所など無きに等しい‥
美紀の能力か‥子供の頃から、パソコンは好きだった」
「本格的に覚えたのは、こっちに来てからだけど‥
会長がプログラミングを勉強した参考書を、全部貰ったから」
「どんな参考書なんだそれは美紀?」
「ラインと書き込みで真っ黒な参考書‥
役に立ったよ?それだけでMITに合格したくらいだもの」
「里見教授のお陰とも言うけどね」
コンピューター学は私、経済学は里見教授、これで東大トップ通過‥とは言えないね、また倉原が何か言いそうだ。