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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
これをやり過ごして、漸く自分の部屋で寛げる‥
「すっかりリクルートスーツが板に付いちゃったかも‥」
だって米国に居た頃からだし‥
ホワイトハウスは黒指定だから、そのままの流れで黒系が多いのは認めるよ。
新入社員が派手という訳にもいかないし、暫くは黒一点張りで通すつもり。
スーツを脱いで、シャワーを浴びてから、漸く夕食‥
この時点で20時半‥私に取っては普通だけど、他から見たら遅いんだろうねぇ‥‥
「いただきますー」
今日も、ゆーさん手製夕食‥
ゆーさんは、日本に戻って来て、元のシェフに戻ってしまった。
だから、あまり話す機会が持てない‥
米国に居た時と同じように、楽しく話したいのに、ゆーさんの方が避けている感じ。
(何かしたかな私‥‥)
あの一時帰国の時も、一緒には来てくれなかったし、ゆーさんは何を考えて離れているのか‥私もよく分からないでいる。
「ご飯は相変わらず美味しいけど‥‥」
そういえば‥何時もなら、この時間には此処に居る紀永の姿も無い。
遠藤さんが屋敷に居るんだから、紀永も屋敷内には居る筈‥
多分自室の方に居ると思う。
(気になるけど‥
此処に来ないという事は、邪魔したら駄目だよね‥‥)
そう思い1人の夕食‥
時間が遅いんだから仕方無い‥それは十分に分かっているから・・・
夕食が終わって早々に自室に引き籠もり‥
まだ仕事は残っている‥今度は米国の方。
端末を開いて確認‥
「今日は何も無しだった‥」
ホワイトハウスもNASAも、本当に必要以外の仕事は入れない、これで契約にサインした。
これで本当ーに1日分‥
システム課の仕事が、どれだけ簡単か分かるでしょう??
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