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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第16章 早乙女美紀と倉原美紀
「おいおい、一番初めと言えば会長はまだ10代の話なんだが‥」
「それで良いから」
「・・あの頃か・・
普通にリクルートスーツに、髪は黒の下ろしたストレートに近かったか‥‥」
「・・・
それを知ってるんだったら大丈夫だろう」
「ま‥まあ、そうだよね」
言葉にしにくいよね、その頃のまま変わって無いって‥
多分言っても、信じて貰えないよ。
「失礼します‥
食事の用意が整いましたので、此方へどうぞ」
た‥タイミングが良いところに遠藤さん!
こんな時の遠藤さんは、救いの神に見える。
だけど、遠藤さんが案内したのは、3階のリビング‥
ほら、何時も私と紀永が使っている場所。
「此処で?」
「会長からの指示です美紀様」
「はあ‥何を考えたんだろう?」
「私では‥‥
食事は厨房の者が運びます、では私は失礼致します」
救いの神は、今日は気紛れでした‥
これってどうしよう?
「広いが普通のリビングダイニングのようだ」
「その通りだよお父さん‥
元々3階は個人スペースだもん」
「という事は、早乙女と美紀の居住空間か?」