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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第17章 1本の電話ー悩みの相談ー
「私が言っている意味は違います‥
会長は美紀様を、女性としてお好きなのかと聞いています‥‥」
「それに答えなければならないのかね?」
「いえ、既に答えは出ていますから、ただの確認です」
こう来る事は気付いていたけど、私は止められ無い‥
一度きりの可能性なのだから・・
「それを言う為に、わざわざ此処に来たのか?
そう言えば、話と願いと言った‥‥願いとは?」
「・・・・・
一度だけで構いません、私を女性として見て頂けませんか??」
言ってしまった私の本心‥
だけど会長は、複雑な顔をしてローソファーから立ち上がって私を見た。
「・・・
もしそれをしたら、私は公私共に新島君‥君に興味が無くなるだろう‥
私の悪い方の性癖、美紀以外の女性は、一度抱いてしまえは興味が一切無くなる‥‥その覚悟があるのなら、一度だけ女性と扱おう」
「・・・それは・・・」
関係を持ってしまえば、私は会長に取って過去の人として扱うと言っているようなもの。
記憶にすら残らなくても良いのなら、女性として扱う‥‥と‥‥
こんな事‥‥残酷過ぎる‥‥‥‥‥
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