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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第17章 1本の電話ー悩みの相談ー
3階部分に居ないのは確認しているが、新島君のところに行ったのならば、厨房関係も無いだろう。
可能性があるのは、1階の客間か、業務が終わって非常灯だけが灯る2階部分‥
客間付近は、まだ従業員が通る時間帯、となれば2階部分に行く可能性が高い。
冷静に当たりを付けて、2階へと下りたが2階とて広い‥
何時ものクセで、執務室の方向に歩いて見る事に‥‥
"プルプル‥‥プルプル‥‥"
(・・・!!
あの音は、美紀のスマホの着信音‥
やはり2階に居た‥‥)
秘書達のフリースペースに入り込み、執務室の方の廊下を見れば‥‥居た、廊下に座り込んでスマホに手を伸ばしている美紀が‥‥
(やはり新島君と話を‥‥)
そうとしか考えられない美紀の行動‥
後々、それに対しての話をしようとは思っていたが、新島君の方が早かった。
(後の方が話にくくなるね‥‥)
とりあえず、この電話が終わってから‥
そう思ったが、この電話自体もとんでもないものだったとは・・・