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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第17章 1本の電話ー悩みの相談ー
『・・・
そんな事を言ってくれるのは、オリバーさんだけだよ』
「俺じゃないと、言えない事もあるもんなぁー
幾らでも相談して美紀さん?
もう何時に掛けても絶対に出るから、俺は本気だぞぉ」
声はお気楽口調だが、目と手は端末に集中‥
少しでも早く日本に行く方法、調整の結果報告を、片っ端からガン見中。
後は残り数件の引き継ぎと、日本に‥クラスター社に行く、正当な理由だけなんだ!
早く見付けて、日本に行って直接美紀さんを安心させてあげたい‥俺だってマジなんだよっ!!
『やっぱりオリバーさんは相談相手になるね‥
私もかなり言いたい事を言ったし‥‥』
「俺も言ったけど?
何とかして、1日でも早く日本に行く方法を見付けるから待っていて、美紀さんを泣かす奴は、全力でぶっ飛ばす!」
『くすっ‥
期待してるよオリバーさん、私だけじゃ弱いって少し身に染みた‥
米国でオリバーさんが次官をやっていてくれたから、上手くいってたんだなぁって、ちょっとだけ思う』
「そりゃ光栄‥
あまり落ち込むなよ‥美紀さん?」
もっと言ってあけたいが、今の俺ではこれが限界‥
切れたスマホを握り締め、何か何でも強行してやると固く誓った・・・