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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第18章 久々の憂鬱な日々



車で40分ほど掛かりマンションに着いたが、部屋の明かりは点いていない。



「まさか‥
まだ本社内?」


車に入れっ放しだった、タブレット端末を操作し、美紀の端末のGPS反応を探れば、やはり反応は本社。



「もう21時‥
・・・仕方無いね・・・」


多少無茶だが、このラフな格好で本社内に入れない訳では無いし、いい加減誰も居ない時間だろう。


ハンドルを切り返し、5分も掛からない本社へ‥
ザッと駐車場を見たが、社用車以外の車は、美紀の車しか見当たらない。


駐車場に車を停め、予備で持っているIDカードを使い重役フロアーへと登る。



(1人も居ないか‥‥)


重役フロアーは非常灯だけ灯り、完全に無人‥
そのまま専用エレベーターを使い会長室フロアー、やはり照明が煌々と灯っている。



「・・・・・・・」


コソッと会長室の扉を開けると、デスクに伏せっている美紀の姿‥
やはり1人で思い悩んでいた‥‥こんなになるまで‥‥


ちゃんと中に入り、私は声を掛ける‥‥美紀に‥‥‥



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