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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第18章 久々の憂鬱な日々
「・・やっぱり紀永は分かっていて・・」
だから即座に切り返しが出来た、想定内だったから‥
これが‥新島さんが話した裏の秘密‥‥
「美紀と一緒に米国に行くというのは、新島君の本心だった‥
ただその米国で、私と美紀の事に気付かれたのかな‥新島君は言ったよ"最後にありがとうございました"と‥‥」
「そう‥‥そうなんだ‥‥‥」
「・・・
だから美紀が心配する事は何も無い‥
分かっていて見逃している私にも責任があるからね‥‥美紀の為だったら、ある程度の事には目を瞑るよ私は‥‥」
「・・・私っっ!」
「私には美紀が全てだ‥
会長も他の男の影も些細な事、こうして私の美紀で居てくれれば、それで良いのだよ美紀?」
優し過ぎるよ紀永!
私は‥私は‥紀永の見えないところで、こんな事をしていたのに、些細な事で片付けるだなんて‥‥
「・・・
紀永から離れる気なんて‥‥無い‥‥」
「それは私も同じ‥
そう簡単に美紀を離す気など無い、私が愛しているのは美紀ただ1人‥それは分かって欲しいね?」
「分かってる、私も同じだから‥‥」
「美紀の人生はこれから、まだまだ沢山の事があるだろう‥
美紀がどんな選択をしても、私は美紀を信じているよ‥‥」