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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し
「・・こういう偏見の目って嫌いです・・」
「だからこその私だというのに‥
良いのですか?
後が大変になりますよ‥倉原さん」
「それとこれとは別です‥
仕事としてなら我慢しますが、こんな事で陰口叩かれるのは‥蹴散らします」
「それで事が収まれば良いのですが‥
意外に根はしぶといですよ?」
「・・・・・でも‥‥」
本当にそれで良いの?
遠藤さん、そんな人じゃないでしょう??
「私の事は、私が決めた事ですので‥
では、先に失礼・・・」
「・・・・・」
遠藤さんの方が、気を使って行っちゃった‥
だけどこう‥はい、なんて理解したくない、進学校時代の私を見ているようで、余計に嫌な気持ちになってしまう・・・
「うわー
遠藤主任の隣に‥倉原さん大胆‥」
「新人が、何も知らないから出来るんだろ‥
後は知らないがな」
「いや‥あれは俺だって不味いとは思う‥
相手は遠藤主任、高嶺の花だって女子社員の人気の的だもんな」
これはあの倉原の不始末、俺が助ける理由も無い‥
暫くやっかみが来るだろうが、俺の知った事じゃない、精々女子社員にやられれば良いさ。
「自分でどうにかするんだろ‥
でなかったら、わざわざ結城が説明したのに近付くか?」
「高橋お前、随時と倉原さんに冷たくないか?」
「新人教育係りは冷たくだ‥
理解しない向こうが悪い」
「酷い言い方‥
俺、お前がそんな人間だって思わなかった、少し最低だと思うぞ!」
なんだよ結城の奴‥
俺はただ、能力の無い奴が、正式配属なのが気に入らないだけだ。
普通、プログラムアシストからだろ?
それなのに、初めから正式‥それが面白く無い。
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