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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第4章 システム課ー実力試し



理解していない訳じゃ無い、会社ってこんなものだって事も十分に分かってる。



"カタカタカタカタ‥"


あの後、結城さん達の方に戻らず、私も社食から出た‥
遠藤さんと接触した事で、私に向ける悪意ある目線を感じながら。



(羨望と陰口‥
本当‥学校より最低‥
大人の方が陰湿だし‥‥)


分かってはいるよ‥
こういうのは、ホワイトハウスでも見ていたし‥
だけど、私はそれに関わった事は無い、当事者側がよく理解出来るから、噂は全部聞き流して来た。



"カタカタカタカタ‥"


あまり考えたく無いから、ただひたすらプログラミングに没頭‥
今日までに仮想‥残り3日で全部仕上げてやる。



(社食の出来事のせいか、めっちゃ腹が立つでしょっ)


打ち間違いは絶対無い、でもスピードの感覚が狂う、それも何時ものスピードの方に‥
要するに、怒りで速くなるってやつ、本来このスピードだもん。



(あーっ‥
落ち着かなくちゃ‥‥)



普通、普通‥
今のところは普通に‥‥


と、自分に言い聞かせも、こういうのは、なかなか上手くいかないもの。



(コーヒーくらい飲んで、落ち着こうかな?)


仕事中、ホットコーヒーくらい飲むのは自由‥
広い部署に、割とこまめにコーヒーやお茶は設置してあるし‥‥



(やっぱ、コーヒーにしよ‥‥)


このままじゃ、完全に予定が狂うし‥
気持ちの整理を付けないと、1日こんな調子は嫌、そう思って画面ロックしてからコーヒーを取りに向かった。



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