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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第18章 久々の憂鬱な日々



「22時か‥
流石に私でも、今から早乙女邸は面倒かな?」


「向こうに着いたら23時、私もちょっと‥‥」


「だとしたらマンションに泊まりだね‥
夕食もまだだろう美紀?」


「うん、恒例のコンビニで済まそうと思ってた」


「時間的にそうなるが、少しは栄養バランスは考えて欲しいところ‥
本社近くだったら、まだファミレスくらいは開いているだろう?」


「・・紀永がファミレス・・」


「嫌いではないよ?
私とて、そういう場所で食べたいと思う事はある‥
一緒に行こう美紀?」


「ラフな格好の紀永と、スーツな私・・・」


何だか何時もと逆パターン‥
まあ私の場合、普通のスーツだから、アフターでって済ませる事は出来るけと。



「スーツは仕方が無いね、此処に普通の着替えは置いていないのだろう?
そうだね‥せめてこうかな??」


「??
・・・あっ!?」


ちょっと紀永が私の後ろを覗いたと思ったら、パチンと髪留めを外されてしまった。



「下ろした長い髪の方が私は好きだよ‥」


「もう‥‥
一度下ろしたら、上げるの大変なのに‥‥」


「だからそのままで‥ね‥‥」


ああ!
こういう時の紀永には適わない!!



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