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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第19章 データー流出!?
「着いたけど・・・」
GPSは目的地を示しているけど、多少の誤差は付き物‥
だけど、車のライトに反射して人影が見える、これがそう!!
車を停め降りて、人影の方に歩いて見れば‥
居たのは‥やっぱり高橋さん、それに奥にもう1つ人影がある。
構ってなんかいられない、データー回収が最優先‥
高橋さんが素直に聞いてくれたらだけど‥‥
「・・・
高橋さん・・・」
「誰だ?
女に用事は無い筈だ」
「あります‥
堀之内部長の端末からコピーしたデーターを、こちらに渡して下さい」
「っ!?
なっなんで!
それにお前‥倉原かっ!!」
「理由を説明する気はありません‥
データー回収が私の目的です」
「なんでお前の言う事を聞かなければならない!?
関係ない話だろっ!
それにデーター?
そんな証拠は無い筈だ」
普通だったら分からなかった‥
だけど私のプログラムは違う。
「・・・管理サーバーの内部探知システムは、アクセスから15秒後に探知可能‥
つまり15秒の空きがあります、でもホストの内部探知システムは3秒あれば探知するんです、そしてクラスター社にある全端末を同時スキャンし、アクセスの一時停止と情報の確認‥それに引っ掛かった‥‥」