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禁断背徳の鎖3・縺れるDestiny-運命-
第20章 会長の判断と決断
『・・・
何事なんだ会長?』
通信に出た朔夜叔父様も表向きの顔‥
全員が、見聞きされるのを前提で話している。
「・・私の知らぬところで、色々画策してくれたものだ社長‥」
『画策?
いきなり問われても、何の事か多過ぎて分からん』
そう来た、あくまでもこの場はやり過ごそう‥
そんな意志が見え隠れ、だからこその私だよ?
「説明でしたら、会長に変わり私が致します‥
クラスター社本社内に置ける不正アクセス、犯人はシステム課社員高橋涼太でしたが、使われたIDは社長権限であり、コピーされたのはセキュリティーの一部‥‥
そして、この取引を持ち掛けたのは、五十裏家当主五十裏翼であり、社長から正式に依頼を受けた、そう答えました」
『俺が五十裏に依頼したという証拠は?』
「此処に・・
コピーされたデーターが入ったメモリー、そして社長ご自身のIDカード、そして・・・」
私はカメラが映し出す場所に、細長い機械を1つ置いた。
「取引場所にて、五十裏翼とのやり取りを集音したボイスレコーダー
この中に、今回の経緯と依頼内容、依頼相手の全てが録音されています‥聴きますか社長?」